2011年2月1日以降、2月28日までに公表された内部統制報告書について、「有効である」という結論以外となる報告書を提出した企業及びその内容は次のようになっています。
№ | 141 | ||
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企業名 | 株式会社ポプラ | 市場 | 東証一部 |
その内容 | 下記に記載した財務報告に係る内部統制の不備は、財務報告に重要な影響を及ぼすものと判断いたしました。従って、当事業年度末日時点において、当社の財務報告に係る内部統制は有効でないと判断いたしました。 記 |
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付記事項 | 当社では財務報告に係る内部統制の整備及び運用の重要性を認識しており、社内調査結果を踏まえ、財務報告に係る内部統制の不備是正おして、以下を再発防止の骨子として具体策の策定・実行に着手しております。 ① 当社ではコンプライアンス重視の経営方針を明確に提示してまいりましたが、連結子会社及びその従業員に浸透しきれていなかったことを反省し、グループ内の全従業員に対して社長からメッセージを配信することでさらなる徹底を図るとともに、当社と連結子会社間のコミュニケーションレベルの向上に努めます。 ② 当社では内部通報制度を導入しておりますが、この浸透が不十分であったため不適切な会計処理の早期発見につなげることが出来ませんでした。今後は内部通報制度による通報を迅速に行えるよう、制度の理解を深め活用の促進につながる教育を継続的に実施してまいります。 ③ 連結子会社における財務報告の不適切な会計処理を防ぐため、当該連結子会社での棚卸業務の精度を向上させるとともに、当社にて当該連結子会社の会計処理を行うことといたします。 ④ 当社ではリスクマネジメントシステムを導入しておりますが、全社的な内部統制において連結子会社における不適切な会計処理に関しては未然防止・早期発見に繋げることができませんでした。今後は発生防止に向けて、同システムの充実を図ります。 ⑤ 当社事業の中で連結子会社に対するモニタリングが十分には機能していなかったと認識し、当社と連結子会社間の効果的な監視・牽制体制を再構築いたします。 ⑥ 以上の①~⑤に基づいた再発防止策について、内部監査・内部統制部門より、モニタリング結果を取締役会に報告することといたします。 |
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特記事項 | - |
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監査法人 | 有限責任監査法人トーマツ | 監査意見 | 財務諸表監査:適正 |
備考 | 訂正内部統制報告書にて、第35期(平成21年3月1日 ‐ 平成22年2月28日)の訂正を表明。 |
№ | 20 | ||
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企業名 | スリープログループ株式会社 | 市場 | 東証マザーズ |
その内容 | 平成22年10月31日現在における、全社的な内部統制、全社的な観点から評価する決算財務報告に係る内部統制及び個別に評価範囲に追加した決算財務報告に係る内部統制に下記に記載した重要な欠陥があることを認識いたしましたが、時間的な制約から、必要と判断した評価範囲についての評価手続を改めて実施することができず、財務報告に係る内部統制についての評価結果を表明することはできません。 記 |
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付記事項 | 不正を行っていた前代表取締役は、平成22年11月18日付にて辞任しております。 |
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特記事項 | 特記すべき事項はありません。 |
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監査法人 | 三優監査法人 | 監査意見 | 財務諸表監査:適正 |
備考 | 会社は評価手続きを完了できなかったため、評価結果を表明してないが、重要な欠陥の存在を認識しているため、その内容欄には、重要な欠陥に関する事項を記載している。 |