2010年1月1日以降、1月31日までに公表された2009年10月期決算企業の内部統制報告書について、「有効である」という結論以外となる報告書を提出した企業及びその内容は次のようになっています。
重要な欠陥が存在したと表明した企業のうち1社は、訂正内部統制報告書による開示です。
提出数は(累計)3,150社、そのうち「有効」でない企業は92社(うち、重要な欠陥を識別した企業は82社、重要な評価手続きを実施できなかった企業は10社)です。
№ | 79 | ||
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企業名 | 株式会社京王ズホールディングス | 市場 | 東証マザーズ |
その内容 | 下記に記載した事項は、財務報告に重要な影響を及ぼす可能性が高く、重要な欠陥に該当すると判断します。従いまして、当事業年度末日における当社グループの財務報告に係る内部統制は有効でないと判断いたしました。 記
(1) 当社は、適切な財務諸表等の作成に必要な会計処理や網羅性の検討及び承認手続の運用等、決算・財務報告プロセスに係る内部統制の整備及び運用が不十分であったため、当期の連結財務諸表及び財務諸表について、監査人より複数の誤謬を指摘されました。いずれも財務報告の正確性を検証する適切な内部統制が整備・運用できなかったことに起因するものであります。
これは、期末監査の過程で発見されたものであり、是正する時間的猶予がなかったことから、事業年度の末日までに是正できませんでした。 なお、監査人より指摘された複数の誤謬のうち、必要とされる修正はすべて修正されており、財務諸表に及ぼす影響はありません。
(2) 連結子会社である株式会社京王ズコミュニケーションは、適切な財務諸表等の作成に必要な会計処理や網羅性の検討といった決算・財務報告プロセスに係る内部統制の整備及び運用が不十分であったため、当期の財務諸表について、監査人より複数の誤謬を指摘されました。具体的には、借入契約の変更に関する情報が関係者に対して適切に伝達されていないこと等が判明致しました。いずれも財務報告の正確性を検証する適切な内部統制が整備・運用できなかったことに起因するものであります。
これは、期末監査の過程で発見されたものであり、是正する時間的猶予がなかったことから、事業年度の末日までに是正できませんでした。 なお、監査人より指摘された複数の誤謬のうち、必要とされる修正はすべて修正されており、連結財務諸表に及ぼす影響はありません。
(3) 当社は、監査役会が規程どおり適時に実施できていないことが判明致しました。これは全社的な観点からの内部統制が整備・運用できなかったことに起因するものであります。
これは、監査人の指摘により発見されたものであり、是正する時間的猶予がなかったことから、事業年度の末日までに是正できませんでした。 |
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付記事項 | (事業年度の末日後に重要な欠陥を是正するために実施された措置) |
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特記事項 | 特記すべき事項はありません。 |
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監査法人 | 清和監査法人 | 監査意見 | 財務諸表監査:適正 |
備考 |
№ | 80 | ||
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企業名 | 株式会社CHINTAI | 市場 | 大証ヘラクレス |
その内容 | 下記に記載した財務報告に係る内部統制の不備は、財務報告に重要な影響を及ぼす可能性が高く、重要な欠陥に該当すると判断しました。したがって、当連結会計年度末日において、当社及び連結子会社の財務報告に係る内部統制は有効でないと判断しました。 記 |
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付記事項 | 該当事項はありません。 |
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特記事項 | 該当事項はありません。 |
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監査法人 | 新日本有限責任監査法人 | 監査意見 | 財務諸表監査:適正 |
備考 |
№ | 81 | ||
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企業名 | スリープログループ株式会社 | 市場 | 東証マザーズ |
その内容 | 下記に記載した財務報告に係る内部統制の不備は、財務報告に重要な影響を及ぼす可能性が高く、重要な欠陥に該当すると判断しました。したがって、当連結会計年度末日時点において、当社グループの財務報告に係る内部統制は有効でないと判断しました。 記 |
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付記事項 | 該当事項はありません。 |
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特記事項 | 該当事項はありません。 |
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監査法人 | 三優監査法人 | 監査意見 | 財務諸表監査:適正 |
備考 |
№ | 82 | ||
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企業名 | モジュレ株式会社 | 市場 | 大証ヘラクレス |
その内容 | 下記に記載した財務報告にかかる内部統制の不備は、財務報告に重要な影響を及ぼすこととなり、重要な欠陥に該当すると判断いたしました。従って、当事業年度末日における当社の財務報告にかかる内部統制は有効ではないと判断いたしました。 記 社内調査により、過年度の固定資産の会計処理に誤りがある可能性が見つかったため、第三者による外部調査委員会を設置して調査した結果、第9期(平成20年5月期)期末決算及び第10期(平成21年5月期)第1四半期、第2四半期、第3四半期、期末決算及び第11期(平成22年5月期)第1四半期決算において、一部の固定資産の会計処理に誤りがあることが判明しました。このため、提出済みの有価証券報告書等を訂正いたしました。 |
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付記事項 | 評価結果に関する事項に記載した不備については、期末日以降に明らかとなった事項であり、本訂正報告書提出時点においては業務プロセス及び決算財務報告プロセスにおけるチェック項目の是正及びチェック体制の確保について完了しておりませんが、外部調査委員会により提言を受けた以下の再発防止策を実現することにより、重要な欠陥の是正に向けて内部統制の整備に尽力しており、平成22年5月期末までに整備・運用を完了させる予定です。 |
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特記事項 | - |
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監査法人 | アスカ監査法人 | 監査意見 | 財務諸表監査:適正 |
備考 | 訂正内部統制報告書において表明。 |