2009年8月1日以降、8月31日までに公表された2009年5月期決算企業の内部統制報告書について、「有効である」という結論以外となる報告書を提出した企業及びその内容は次のようになっています。
なお、5月末日決算企業のうち、訂正内部統制報告書を提出し、「有効でない」と表明した企業が3社ありました。
№ | 59 | ||
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企業名 | 株式会社ECI | 市場 | 名証セントレックス |
その内容 | 下記に記載した、連結子会社に関する財務報告に係る内部統制の不備は、財務報告に重要な影響を及ぼす可能性が高く、重要な欠陥に該当すると判断しました。したがって、当連結会計年度末日時点において、当社グループの財務報告に係る内部統制は有効でないと判断しました。 記
① 連結子会社の健康食品卸売事業において、適正な売上高、仕入高及び前渡金の計上に必要である契約書、注文書等での取引内容の確認が不十分であったため、当期中において、売上高、仕入高及び前渡金について金額の修正を行うこととなりました。なお、決算までには適正に修正しております。
このような不備が発生した原因は、会計処理を行う当社管理部門と営業部門である連結子会社との間で十分なコミュニケーションが図れていなかった事であります。 ② 連結子会社の化粧品製造販売事業は、当連結会計年度中に撤退が完了し特別損失として撤退損失を計上しています。撤退処理を行った過程で、取引の一部に不透明な取引が散見されたため、現在調査を継続中であります。
このような問題が生じた基本的な原因は、親会社による子会社の経営状況の監視活動が十分ではなかったことであります。 |
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付記事項 | 平成21年6月に、当社管理部門の責任者が連結子会社の取締役に就任し取締役会に出席することで、監視活動の強化を図りました。また、連結子会社とのコミュニケーション改善に資するよう当社管理部門に経理専任の管理者を増員しました。 |
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特記事項 | 特記すべき事項はありません。 |
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監査法人 | 監査法人ウイングパートナーズ | 監査意見 | 財務諸表監査:適正 |
備考 |
№ | 60 | ||
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企業名 | 株式会社アーム電子 | 市場 | JASDAQ |
その内容 | 下記に記載した財務報告に係る内部統制の不備は、財務報告に重要な影響を及ぼす可能性が高く、重要な欠陥に該当すると判断した。 記 |
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付記事項 | 付記すべき事項はありません。 |
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特記事項 | 特記すべき事項はありません。 |
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監査法人 | 新日本有限責任監査法人 | 監査意見 | 財務諸表監査:適正 |
備考 |
№ | 61 | ||
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企業名 | 株式会社イエローハット | 市場 | 東証1部 |
その内容 | 下記に記載した財務報告に係る内部統制の不備は、財務報告に重要な結果を及ぼすこととなり、重要な欠陥に該当すると判断いたしました。したがって、当事業年度末日時点の当社グループの財務報告に係る内部統制は有効ではないと判断いたしました。 記 第52期第1四半期レビュー監査において、監査法人より第51期第2四半期、同第3四半期、年度決算における繰延税金資産の取崩しに係る処理の不備を指摘されました。この原因は、決算財務報告プロセスにおけるチェック項目、チェック体制が不十分であったことに起因しております。 |
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付記事項 | 評価結果に関する事項に記載した不備に関しては、本訂正報告書提出時点において決算財務報告プロセスにおけるチェック項目の是正は完了しております。また、チェック体制につきましては、適切な人員の確保及び配置を推進することにより、確実な運用が行える体制を取っております。 |
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特記事項 | - |
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監査法人 | 監査法人保森会計事務所 | 監査意見 | 財務諸表監査:適正 |
備考 | 訂正内部統制報告書において表明。 |