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2023年9月公表「内部統制報告書」記載内容集計表

投稿日時:2023年10月01日(日)

 2023年9月1日以降、9月30日までに公表された内部統制報告書について、「有効である」という結論以外となる報告書を提出した企業及びその内容は次のようになっています。

開示すべき重要な不備が存在すると表明した企業
1
重要な手続が実施できないと表明した企業
0

開示すべき重要な不備が存在すると表明した企業

1437
企業名 株式会社リファインバースグループ 市場 東証グロース
その内容

 下記に記載した財務報告に係る内部統制の不備は、財務報告に重要な影響を及ぼす可能性が高く、開示すべき重要な不備に該当すると判断しました。したがって、当事業年度末日時点において当社の財務報告に係る内部統制は有効でないと判断しました。
 

 
 2023年6月期事業年度末日において、当社グループは、適切な経理・決算業務のための必要かつ十分な専門知識を有した社内における人材が不足しており、固定資産の評価、株式の評価及び繰延税金資産の回収可能性の検討等について、適切な会計処理を行うことができず、想定以上の時間を要することとなりました。また、適切な開示書類の作成及び会社内部での検証も行うことができず、当事業年度末の財務諸表及び連結財務諸表に関して会計監査人からも次の指摘を受けました。
 ・経理体制に脆弱性があること。
 ・決算作業上の会計処理の誤り、開示書類上の誤りが監査において多く検出されたこと。
 ・決算処理及び監査対応が大幅に遅延したこと。
 
 これら事象が発生した原因としては、当事業年度において株式会社コネクションを連結子会社化したことにより経理業務自体が増えたため、人員増強するなど経理体制を整えてはいたものの、会計基準の理解が不十分であったこと、信頼性のある財務報告の作成のために必要な能力を有する人材を確保・配置できず、会社内部のチェックが十分に機能しなかったことによるものであります。これらの全社的な内部統制及び決算・財務報告プロセスに係る内部統制の不備は、当社グループの財務報告に重要な影響を及ぼす可能性が高く、開示すべき不備に該当すると判断しました。
 
 上記の不備について、当事業年度末までに是正されなかった理由は、当事業年度末直前に1名経理担当者が休職となり、臨時採用の検討を行いましたが、当事業年度末までに、適時適切な経理・決算業務に必要かつ十分な知識を有する人員を確保するまでには至らず、相互チェック及び牽制体制を整備することができなかったことにあります。
 
 なお、会計監査人より指摘を受けた事項のうち修正が必要なものはすべて財務諸表及び連結財務諸表に反映しております。
 当社は、財務報告の信頼性を確保するための内部統制の整備及び運用の重要性を十分に認識しております。経理部門に必要かつ十分な人員の確保を行い、当該不備を早急に解消し、適切な内部統制を整備し運用していく方針であります。

付記事項

付記すべき事項はありません。

特記事項

特記すべき事項はありません。

監査法人 應和監査法人 監査意見

財務諸表監査:適正
内部統制監査:適正

備考

重要な手続きが実施できないと表明した企業

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