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“J-SOX”の検索結果(2件が該当しました)

業務記述書

業務記述書とは、財務報告に係る業務を文書で記述したもので、いわゆる3点セット(業務記述書、フローチャート、リスクコントロールマトリクス)の1つを構成するものです。取引の開始から総勘定元帳への記帳、報告にいたるまでの一連の流れを記述することで、組織で遂行している販売業務などが、どのような流れで発生し、記録されていくのかを整理し、理解する助けとなります。業務記述書には、仕事の流れを時系列に記載するのみではなく、職務分掌の状況(担当者、査閲者など)や方針や手続が定められている規程・マニュアル類、使用されている帳票類の名称なども含めて記載します。これにより業務の有効性を比較する業務標準が明確になり、ヒアリング対象者やサンプリング対象となる文書が明らかになるので、内部統制の評価作業が容易になります。内部統制の評価作業は、実際に業務を行っている部門とは独立した内部監査部門等の部門により行われるため、業務を行っていない第三者にも理解しやすいように5W1Hに留意して作成することがポイントです。このように、業務記述書を作成し、可視化されたフローチャートと併用することで、財務報告に係る業務やリスクを識別し、組み込まれているコントロールを明らかにすることができます。しかし、業務記述書は内部統制報告制度において必ずしも作成を求められているものではありません。業務が単純で例外処理などが少なく業務の概要の把握が容易な場合や、フローチャートの欄外に業務の説明を付け加えることにより取引や業務の流れを把握できる場合には、業務記述書の作成を省略することもできます。...

2007年12月 6日 12:00   続きを読む

内部統制報告制度(J-SOX法)

内部統制報告制度は日本版SOX法、J-SOX法などとも呼ばれますが、財務報告の信頼性を確保するための内部統制が有効に機能していることを経営者が表明すると共に、外部監査人が経営者の評価結果に対して外部監査を行う制度です。経営者による内部統制の評価は、自社の内部統制の仕組みを明確化するとともに、その仕組みが有効なものであるかを評価し、有効であるならばそれが実際に運用されるかどうかを実際に具体的な証拠を持って行われます。外部監査人は従来から行われていた財務諸表監査に加えて、経営者が行った内部統制の有効性評価が適切なものであったかどうかという観点から、内部統制に対する監査意見を表明します。制度に関する基準としては、金融庁の企業会計審議会内部統制部会において、2006年12月に「財務報告に係る内部統制の評価及び監査の基準のあり方について」及び「財務報告に係る内部統制の評価及び監査の基準案」を公表しましたが、最終的には2007年2月に「財務報告に係る内部統制の評価及び監査に関する実施基準」が公表されるとともに、「財務報告に係る内部統制の評価及び監査の基準並びに財務報告に係る内部統制の評価及び監査に関する実施基準の設定について(意見書)」、及び「財務報告に係る内部統制の評価及び監査の基準」が確定、公表されることにより、その制度の概要が明らかになりました。しかし、実際にはこれらの基準・実施基準には判断の余地が多くあり、会社の状況に応じて適切な対応を行っていくことが求められます。現在ではこのほかに、金融庁から公表された 「内部統制報告制度に関するQ&A(2007年10月1日)」、日本公認会計士協会により監査・保証実務委員会報告第82号として公表された「財務報告に係る内部統制の監査に関する実務上の取扱い(2007年10月24日)」など、関連する基準は公表され続けています。2009年4月1日以降に開始する事業年度において、上場企業はすべて制度が適用されます。そのため、適用年度が開始され、期末日時点で経営者の評価および監査人の監査を行う前に、上場企業は適切な対応を進めることが求められています。...

2007年11月10日 11:00   続きを読む